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世界は広いし、いろいろだ 「せかいのひとびと」

早いもので、今年の春には小学生になる娘。
興味、関心は日に日に広がり、その吸収力は傍で見ていても感心するほどです。

いま興味があるのは、科学的なこと(体の仕組みや機械の中身など)、星や宇宙、そして世界の国々のこと。
以前、モンテッソーリについてお話しを伺った時に、子どもの発達の段階として6歳くらいから世界や科学への関心が深まっていくと聞いたことを思い出し、まさに、その時が来た!と感慨深いものがあります。(そのお話についてはぜひこちらをご覧ください^^→ http://machinooyako.com/842)

アイドル活動する某キャラクター^^; や、探偵、忍者にも夢中な彼女ではありますが、それは別の回にとっておくとして、今日の本は「せかいのひとびと」です。

6歳の誕生日に父と母から贈りました。

せかいのひとびと (児童図書館・絵本の部屋)
せかいのひとびと(評論社)

とかくニュースでは海外の戦争、内紛、事故、などが報じられることが多いので、「外国って、行って見たいけど怖いよね」と言う娘。また、キリスト教系の幼稚園に通っていることもあり、子どもの純粋さゆえに他の祈り方を否定するような発言をすることも。

「世界って、本当にいろいろで、おもしろいんだよ」
「お祈りの仕方はいろいろあるんだよ。信じる心は大切だから、他の人の信じているもののことを『だめ』って言ってはいけないとママは思ってるよ」(弱腰…)

言いながら、(これで伝わるか? 言葉だけで分かるか?)と心に汗をかいている母。

そんな中みつけたこの絵本。
身体的な特徴から食べ物、言葉、住まい、宗教…… あらゆるものに多様性があることを、楽しい絵で細かく教えてくれます。
細かく見ると、各国の情報が果たして正しいのか?という部分はあるものの、「ほんとにいろいろだな!」ということは十分に伝わってきます。
そして、単位が国だろうが人だろうが、おのおのが違っていることは「すてき」なことだ、という視点がはっきりしているので、よいなと思いました。

ある人たちは自分とちがっているというだけでよその人たちをきらう。そんなことっておかしいよ。
その人たちは自分たちだってほかの人から見ればちがっているってことをわすれているんだ。

この部分が深く娘の心に入ったようで、最近何かにつけてこの意味を確認してきます。この視点、小学校に行っても大人になっても忘れないで持ち続けてほしいな、と思う母でした。


by mimicry_do | 2017-01-18 11:12 | 子どもの本 年長

こどもと本を読むのは楽しい


by mimicry_do